【2回】1997夏県大会決勝(鹿児島実vs鹿児島玉龍)

【2回】1997年夏県大会決勝(鹿児島実vs鹿児島玉龍)


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2回表(鹿児島実)

それではこのあとの2回の表これから鹿児島実業の攻撃が始まります。それでは守ります鹿児島玉龍高校の守備をご紹介しましょう。

ピッチャーは三年生エースナンバーの船川です。キャッチャーは二年生田村。ファースト木村。セカンドは左近充です。サード網屋。ショートは山下。レフトです泊。センター川田。ライトはキャプテンの新保です。

マウンドの船川です。三連投。ここまで23ヒット、8つのフォアボール。41奪三振。まあ1試合に平均しますと5つのヒット、まあ1つフォアボール、8つの三振を記録しているまあこちらもなかなかのピッチャーですよね。


松田「そうですよね」制球力がありますからね」


この回は貞から。二年生サード。

スライダー。アウトコースいっぱい決まっています。


松田「この球が持ち球ですよね」


このスライダーを投げるとなかなか打てませんよね。

ここは一球外します大きく外れています。

この貞ですが4割3分6厘。当たっているバッターです。スライダーちょこんと合わせた感じ。まあ鹿児島実業の久保監督にお話しを聞きましたら、まああのスライダーはなかなか打てない、とにかく失投を待つしかないというお話をしてたんですよ。


松田「そうですね、あの外角のベースの端っこを通るような球を投げますからね、逃げていくんですよね。」

直球、これは際どくボール。マウンド度胸もバッチリの船川。

ストレート、センターライナー、センター前ヒット。先頭バッターが出ました。

5番貞優樹 センター前ヒット(無死一塁)

貞がセンター前ヒットでノーアウトランナー一塁で二本目のヒットです。このシーンです。高めですね。


松田「やや高かったですね、これもスライダーなんですがね」


まあ鹿児島実業は怖いところはこういう失投を見逃さないところが怖いです。

バッターは新屋。

6番のライトの新屋が右バッターボックス。内野手はサードがやや前進。初級バント。木村が捕って左近充へ。

6番新屋勝利 一塁送りバント(一死二塁)

バッターは久保。ランナーは一塁です。送りバント成功、ワンアウトランナー二塁です。

ここはきっちりと送りバントを決めました、新屋。

久保監督です。

さあ、ワンナウトランナー二塁です。ここでバッターは吉永。7番のキャッチャーの吉永です。

ここで一回タイムを取ります。ヘルメットを変えますね。二回の表の鹿児島実業の攻撃。さあ先取点のチャンス。バッターは7番のキャッチャーの吉永です。セカンドランナーは貞。さあ船川が今度はランナーを背負ってのピッチング。

初級をカーブ引っ張ってった。三塁線入ってます、入ってます、セカンドランナーサードを回った。ボールはショートに帰ってきてホームイン。そしてランナーはセカンド、滑り込むセーフ。ツーベースヒット、二回の表

7番吉永龍郎 レフトタイムリー二塁打 1-0(一死二塁)

二回の表鹿児島実業が1点先制。その吉永がガッツポーズです。

いやあ、今の打球はすごかったですね。


松田「速かったですね、カーブですね、高さは良かったんですがね、」


真ん中低めというところ


松田「そうですね、吉永くんがよく打ちましたね」


それほど打ちやすい球ではありませんよね


松田「そうです」


さあ尚もランナーは二塁。そしてバッターは8番のこちら、キャプテンのセカンドの岩切です。甲子園経験者。

打率は3割とんで8厘。尚も追加点のチャンスです。

詰まっています。ライトの前、ライト前進、滑り込んだ、体に当たっています。セカンドランナーは今スタートを切りました。

8番岩切信哉 ライト前ヒット(一死一三塁)

ランナーは3塁でストップ。ワンアウトランナー三塁一塁です。

さあ今のシーンです。これもカーブです。

 

松田「そうですあの、バッターとすればですね、ランナーを進塁させたいという気持ちでですね、センターからライト方向を狙ってましたよね。」

 

やや詰まった当たりも幸いしたんじゃないですか

 

松田「そうですね」

岩切の当たりがライト前ヒットになりましてワンナウトランナー三塁一塁。さらにチャンスを広げています。ピンチの船川。

さあ監督が外野、センターをやや右中間よりに守りを変えています。そして、レフトもややその左中間寄りといいますか、右に寄っています。そしてセンターがやや右寄り。バッターラストバッター杉内。

さあワンナウトです。内野手は前進守備。ショートが前進。初級は一球外します。このバッター杉内ですが、杉内4割3分8厘。ピッチャーラストバッターですが高打率。初級打って、二球目打って、左近充捕ってバックホーム、タッチはどうだ、アウト。

9番杉内俊哉 セカンドゴロ本塁封殺(二死一二塁)

ここは左近充落ち着いてキャッチャー田村へ。


松田「上手く判断しましたね」


ここは左近充落ち着いていました。落ち着いて捌いてバックホーム。ツーアウトランナー二塁一塁と変わっています。

二回の表の鹿児島実業の攻撃は、1番に帰って吉村。こちらのバッターも甲子園経験者

一点を先制した鹿児島実業。スライダー。これは外れました。第一打席はセカンドゴロ吉村、しかし今大会昨日まで4割1分2厘。

センター方向、抜けるか、抜けました。セカンドランナーがサードを回って、ファーストランナーもサードを回っています。セカンドランナーホームインファーストランナーサードを回った、ボールはまだ内野に帰ってこない。ホームイン。3対0。鹿児島実業が2回の表に3点先制しています。そのシーンです。アウトコースのまま。

1番吉村光広 センター越え二塁打 2点追加 3-0(二死二塁)

松田「ややベルト辺りだったですね、それにしても打球が速かったですね」

 

速かったですね、センターの川田が追っていったんですが、それでもその頭上を抜ける素晴らしい当たりを見せました、その吉村がセカンドランナー、尚もランナーは二塁でバッターは和田。

ここは一回間を置きますピッチャーの船川、ランナーは二塁。和田ですが第一打席はファーストフライ。初級は変化球。カーブから。

今日の船川君を見てみまして、船川のこのピッチングですが、三連投の疲れはどう見ますか。

 

松田「ややあの、まあ打たれた球がですね、真ん中に集まってくるんですよね」

 

さあツーナッシングと追い込みました船川、その三連投のスタミナ、肩の疲れなどがあるか、この回3点を先制されました。

一球外します。直球で一球外します。こちらは一塁側の応援席。鹿児島実業高校の応援です。

さあツーエンドワン追い込んで、ストレートこれは際どい。

既に投球練習が始まっていますね、鹿児島玉龍高校、背番号10を付けている小島が投球練習を行っています。

引っ張ってった。大きな当たりですがファール。この二番の和田ですが、今日までの成績4割4分4厘。高打率。

ランナーは二塁、追加点のチャンスの鹿児島実業の攻撃。

ショートバウンドしました六球目。カーブ、ストレートスライダー、シンカーなどを織り交ぜての投球を行います、この船川ですが、今日はややそのストレート、カーブなどが真ん中に集まり気味です。バット止めた、ボール。ここはよく見てきました和田。フォアボールを選んでツーアウトランナー二塁一塁。

2番和田龍一郎 四球(二死一二塁)

そしてバッターは三番バッターです。三番のショートの本村です。この本村が第一打席で内野安打を打ちまして今日の初ヒット鹿児島実業。

二塁に牽制球を一球送ります。カーブ。これは決まりました。でも危なかった球ではありましたよね。

 

松田「まああのスピード落として投げましたからね」

 

これもカーブ、二球続けました。三番バッターということで外野は深めの守備。

直球。

さあ追い込んだピッチャーの船川、ツーエンドワン。

ストレートだ、持ってった。ファウル。

三番の本村、第一打席は内野安打。一球外しましてツーエンドツー。一回の立ち上がりはなかなかのピッチャーの船川でした。コントロール決まっていましたが、この二回、つかまっています。次六球目というところで一回プレートを外します。

さあ、お得意のスライダーなどが決まるか。ストレートを打ってきました。

まあアウトコースのストレート今は際どいところだったんですが、あの辺をカットしてくるところも憎いですよね

 

松田「そうです、実業打線はこういうバッターが多いんですよ」

 

うーん、ややコントロールに苦しみます船川、間合い慎重。

センター方向、川田追いつくか、セカンドランナーサードを回ってホームイン。

ボールは今内野に帰ってきました。さらに一点追加4対0

3番本村敏幸 センタータイムリーヒット 4-0(二死一三塁)

本村のセンター前ヒット。猛烈な当たりでした。

アウトコースの変化球でしたね

 

松田「ですよね、アウトコースに落ちるシンカーだったと思うんですがね」


今の落ちる前に叩いた訳ですね、

 

松田「そうです、まあしかしあのバッターの本村君もですね、くっついていきますよね」


あの辺がまあいわゆる粘りがある バッターと

 

松田「そうですね」

 

バッターは久保。

松田「まああの実業の久保監督も左打者に期待をしたいと仰ってましたからね」

 

なおもランナーは三塁と一塁です。この二回の表に鹿児島実業高校がタイムリーヒット三本によりままして4点先制。

なおもランナーは三塁と一塁にいます。追加点のチャンスの鹿児島実業の攻撃。

こちらは背番号10小島が投球練習を既に行っています。キャッチャーを座らせての投球練習。

初級は直球から。まあこのピッチャーの船川君としますとカーブを見せ球としたいんですが、なかなかそのカーブが決まらず苦しんでますね。

 

松田「そうです、やはりあの打たせて取るピッチャーですからね、そのそこを鹿実打線が手を出さないわけですよね。」

 

ここはファーストランナーの本村を仕切りに制しますピッチャーの船川。

インコースこれはいいところ。ストレートが決まりました。二球続けてこのバッターに対しては船川、直球で来ました。

やや二球目はコントロールを付けるために、やや力を抜いた球。

このバッターの本村なんですが、普通四番バッターですとグリップエンドいっぱいに持ちますが、こうやって離して持ってるんですよね。

 

松田「そうですね、短く持ってシャープに振りぬくということですね」

 

詰まっています。左近充捌いてファースト木村。アウト。スリーアウト。この回2回の表鹿児島実業ですが、3つのタイムリーヒットによりまして、4点先制鹿児島実業。二回の表鹿児島実業が4点先制しています。 

4番久保裕二 セカンドゴロ(チェンジ)

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2回裏(鹿児島玉龍)

はい、これから二回の裏、鹿児島玉龍高校の攻撃が始まります。

この鹿児島玉龍高校ですが、ここまでの戦績です。二回戦からでした。鹿屋中央10-2まあ先取点を取った玉龍が10回に船川のスリーベースヒットで勝ち越し、9-4と勝っているわけです。また、3回戦大口戦です。こちらは10-2。まあ先制しました玉龍が勝っています。4回戦は6-0鹿児島情報高校、そして鹿児島南戦、こちらは接戦でしたね。


松田「そうですよね、もう最終回なってからあの接戦しましたね」


キャプテンの新保が送球間の間にホームイン。そして昨日のれいめい戦、こちらは9-1、まあ7回コールドで勝っています。

さあバッターは田村からです。6番のキャッチャーの二年生の田村。

先発の杉内。アウトコースのストレートです。二球続けてストレートでツーエンドワンと取ってきました。

カーブ、引っ張ってった。レフト方向、グーンと伸びている、伸びていった、入ったホームラン。玉龍高校田村のホームランです。

今三塁ベースを踏んで、ホームイン。4-1、三点差。

6番田村広人 レフトソロホームラン 4-1(無死)

いやもう打った瞬間にですね、グーンと伸びる当たりでしたね。


松田「そうですよね、カウントツーワン、あの投げた球がカーブだったですよね、うまく引き付けて打ちましたよね」


そのシーンです。インコースに入ってくるカーブですよね。


松田「そうです、ちょうど高さが良かったですね」


巻き込むようにそれを持っていきました。バッターは田村。キャッチャーの田村がこのピッチャーの船川を助けるような当たりを見せました。

そしてバッターはその船川。7番のピッチャーの船川です。

さあホームランを打たれた杉内。

ストレートがインコース、まあこの球を投げているとなかなか打てないですよね。


松田「そうですよね、あの非常に低めに投げてますからね、この球はいいですね」


ただ、今日先ほどのカーブもそうなんですがホームランを打たれたカーブもそうなんですけどカーブがやや甘めということは放ってませんかね。


松田「そうですね、あの肩口から入るカーブは打たれますよね」


このカーブはいいところ、まああのカーブが決まりますと右バッターにとってはやや打ちにくいですよね、膝元のカーブ、ストレートの後は。


松田「そんなに長打は出ませんね」


直球、ここは一球外した。カーブインコース空振り。三振。今日三振初めて。

7番船川卓哉 空振り三振(一死)

杉内、一つ目の三振を記録しています。そのシーンですが、カーブがストーンとインコース落ちてきましたね。

 

松田「今のキレが良かったですね」

 

キレがいいですね、低めのカーブで三振に打ち取りました。

今キャッチャーがプロテクターといいますかね、レガースをですね、付け直しています。

さあ、この回2回の裏に鹿児島玉龍高校は先頭バッターの田村のホームランによりまして、4-1三点差にしています。

そしてバッターは8番のサードの網屋です。

今大会まだそれほど大きな当たりはありませんが、ここ一番に強いバッターと監督も仰っていました。

初級はバントで牽制をします。二球目はストレート。今日ストレートは走ってるんじゃないですか。


松田「走ってますよね、まあしかし玉龍打線もね、やはりあの杉内君の球、持ち球のカーブを狙ってるんじゃないですかね」


今日のですね、あの監督の神園監督にお話しを聞きましたらその最初はその縦に割れるカーブが打てないということで、あれは捨てていけという話をしてたんですが、今日の所謂序盤を見て、あのカーブが甘めと見て、狙っていくという方針に変わったんでしょうね。


松田「そうですね、あのまあ今の見てますと、玉龍の打者は殆どストレートを見逃してますからね」


さあそのカーブを狙っていくか。そのカーブ。狙っていきました。

カーブ、抜けました、どうかセカンド、ファーストへ、セーフ、足が速い。

8番網屋政志 セカンド内野安打(一死一塁)

記録はヒット。今のシーンですが、カーブでしたね甘い。引き付けて、ピッチャーの足元を抜く。

 

松田「まあちょっとショートとセカンドが交差しましたけどね。このランナーは出塁は大きいですよね。次の山下君も足が速いし送ってもいいですしね」

 

さあラストバッターのショートの山下。指示を送るその神園監督ですが、その神園監督も信頼厚いこの山下なんですよ。

松田「そうですよ、昨日の7点もですね、この山下君が出てから7点連打しました」

 

さあファーストにランナーが出て、ピッチャー杉内。もう一回牽制球。サードが前進。高い球。

守ります鹿児島実業の守りですが、内野手が中間守備体制。サードが前進。所謂ゲッツー体制です。

そして外野手ですがレフトがやや左の方向。さあその俊足を活かすか山下。ここは見てきました。

仕切りにその送りバントといいますか、バントの構えを見せます山下。まあここを送れるかというところが、かなり大きいですよね

 

松田「そうです、次が泊君になりますからね」

 

送ってきました。送りバント成功。ツーアウトランナー二塁。

9番山下浩平 ピッチャー前犠打(二死二塁)

山下がきっちりとバントしまして、さあ得点のチャンス。このようにきっちりと仕事をしてくれる選手がいますと大きいですよね監督にとっても。


松田「そうです、大事な試合はですね、非常にあの送りバンドというのは大切ですね」


そしてバッターは泊。第一打席はライトフライ。

さあ今度はランナーを背負ってのピッチング。カーブ。

この泊ですがね、器用なバッターですよね。


松田「そうです、足が速いんですよね」


まあセーフティバントもできますし、流し打ち、あと決め打ちも出来るんですよね


松田「そうです、器用なバッターですよね」


バットがすっぽ抜けた感じになりました泊。今日は暑いですし、湿気もありますからね。


松田「やはりあの手のひら汗をかくんですよ」


まあこの泊ですがね、まあこの泊とそして三番バッター新保ですが監督曰くですね、この一番と三番は順不同。所謂打順は動かさないと話してたんですよ。


松田「そうですね、本当いいバッターですよ。まあ何といってもあの打力はあるし、足が速いんですよ」


詰まった当たりですが岩切捕って、逸れました。飛びつくが捕れない。ホームイン。

1番泊義郎 セカンドエラー1点追加 4-2(二死二塁)

記録はまだ出ていませんが、一点返しまして4-2、記録はエラー。ここで審判団が集まります。ランナーは二塁。

今のプレーですが詰まった当たりセカンドゴロでしたよね


松田「そうです、これも足ですよね」


まあ泊君の足があるということで、まあちょっと今の打席ですけどね、まあ詰まったあたりでした、セカンドゴロでした。セカンドの岩切捕って、ファースト送球がやや逸れたわけです。


松田「そうです、まあこれだけ足があるもんですから、セカンドの岩切君がですね、慌ててあのちょっと送球を逸らしたということですよね」


まあ、足があるということは凄いことですね。


松田「凄いですよね」


その俊足の泊がセカンド。二番のセカンドの左近充。

さあ二点を捕られました、ピッチャーの杉内。

まあ一瞬ですね、この鹿児島実業が4点取りましたよね、その後どうなるのかなと思ったんですよ、一方的になるのかなと思いましたけど、このように二点入れてくるところが。

 

松田「そうですよ、気力ですよね。この二点もですね、まだ今から後の回にですね非常に影響のあるんですよね」

 

セカンドランナーは俊足の泊。そしてバッターは左近充。第一打席はファーストのエラーを誘って出塁。

カーブ詰まりました。落ち着いて杉内捕って、今度はゆっくり久保に送ってアウト。スリーアウトで二回の裏鹿児島玉龍高校が二点を入れています。

二番左近充勝央 ピッチャーゴロ(チェンジ)

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